水中土木
陸の上で行われている土木作業を、水中で行います。
潜水作業を必要とする港湾工事には、
- 本体ブロック、消波ブロックの据え付け工事
- 基礎捨石の均し工事
- 被覆、根固めブロックの据え付け、均し工事
- 構造物の維持補修、撤去工事等
水中という表からは見えない部分に隠れている基礎を固め、
港湾の安全を守ります。
離岸堤工事の様子を動画でご覧いただけます。
安全管理・ICT
平野潜水工業所では、ICT(ブロック据付管理システム)を使った安全管理を行なっています。以前は潜水士の水中での位置を把握するのに、潜水士が呼吸時に吐いた空気の泡の位置を見て、見当をつけていました。しかしそれでは、潮の流れによって泡が流され、実際の潜水士の位置とはズレが生じてしまいます。現在ではGPS機能を活用し、正確な位置を把握。潜水士とブロックの正確な位置関係がわかる様になったため衝突事故を未然に防げる様になりました。
また、潜水士の安全を守るために、様々な装備や機材を効果的に活用しています。潜水士本人が、現在の深度や潜水時間、水温などを確認できる、「ダイブコンピューター(潜水時間管理システム)」。当初計画した潜水作業時間の、現場での迅速な変更プラン作成が可能な「潜水時間管理システム」など。その他、工事に携わる作業員への健康管理支援として、高気圧高酸素BOXの設置にも取り組んでいます。
■詳しく知りたい方はPDFでご覧いただけます。